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この記事は「お墓オンライン」が提供する「お墓のやさしい解説」シリーズです。ライフ・エンディングの考え方について、全編を読むことで体系的に理解できるように構成している特集記事です。
今回の「お墓オンライン」は「里山散骨」について解説します。
里山散骨とは、山に散骨をして永眠するスタイルです。
山への散骨は、自然回帰の最たる例とも言えるライフエンディング。
詳しく見ていきましょう!
散骨を山に【里山散骨】
あらためて、「里山散骨」は山に散骨するスタイルです。
費用的には数万円から数十万円で、3万円前後でできるケースも珍しくありません。
里山散骨と樹木葬の違い
里山散骨と樹木葬を混同しているお客様がかなり多いです。
まずはそこから。
両者は全く別物なので、違いを正確におさえておきましょう。
樹木葬は埋葬する

樹木葬はお寺や霊園が運営する、いわゆる「墓地」の一つです。
花や緑で囲まれた区画を購入し、そこに遺骨を「埋葬」。
お参りの対象も「あの樹木」と特定できるので、明確に故人と向き合えるのが樹木葬です。
散骨は遺骨を撒く

一方、散骨は「粉骨を撒く」ので、「埋葬」とは異なります。
また、墓地ではないため、お寺や霊園とも関係ありません。
お墓参りの対象も、「あの山」とか「この辺り」といった感じで、子や孫には、口頭で引き継がれていくことになります。
散骨を山にする「里山散骨」が選ばれる理由
散骨スタイルの中でも、里山散骨が選ばれる理由は、とりわけ自然へのノスタルジーに直結するから、と言えるでしょう。
海洋散骨と異なる点
散骨の舞台が山なので、そこには花や緑があり、土があり、四季までも感じることができます。
そこが、海洋散骨と異なる里山散骨の大きな特徴です。
お墓を持つ負担から解放
散骨は、墓石は建てませんが、逆に管理義務もありません。
つまり、いずれ必ず生じる墓じまいの心配が不要なのです。
さらに、子や孫たちの重荷となる経済負担からも解放されます。
里山散骨は自然に還る
その上、人間社会の決まり事に振り回されることなく、生物としての命を終えたら、地球の決まり事に従って土に帰る。
そんな考え方に少なからず共感を覚える方は多いのではないでしょうか。
このように、里山散骨を選ぶ理由には、ある種のロマン性を帯びた考え方がベースにあるといっていいでしょう。
次に紹介する「海外散骨」も「宇宙散骨」も同様です。
その他の散骨方法
お墓選びのポイントを網羅してきた本シリーズも、あと3回です。
次回の「お墓オンライン」では、同じく自由な考え方を放出できる「海外散骨」を解説します。
今回の記事のおさらいはこちら
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